ダブルラップ方式のロープ式エレベーターにおいては、そらせ車は、単にかごとつり合おもりの吊芯間隔を保持するための遊び車(idler sheave)だけでなく、ロープを駆動綱車へ返して、駆動綱車に2回かけるための重要な役目をもっている。
このためこの綱車を特にセカンダリシーブという。
シングルラップ方式のそらせ車では、ロープの接触角は通常90度以下であるため、その直径はロープ径の36倍以上でよいが、セカンダリシーブでは、180度前後となるため、ロープ径の40倍以上としなければならない。
ダブルラップローピング
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